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本当に、「いい話」だったのか?
ニッチなテーマにも関わらず、公開から瞬く間に大ヒット、超話題となった『国宝』。
今回はこの映画の一般的な解釈とは少し違った見方をご紹介しよう。がっつり本編の内容とオチまで触れるのでネタバレ注意。
筆者は普段都内でアニメ・漫画関連の配信事業を行う会社を経営している。
大の映画好きで、これまで見てきた映画は1000本以上。歌舞伎は通というほどではないが、最低限の知識はある。
世間の「国宝、いい話だった」という声に少しもどかしさや、もったいないという気持ちを抱えていたので今回は深掘った解説をご提供する。
なお、今回の考察とは関係ないが、未鑑賞の方にはぜひ鑑賞をお勧めできる映画であることは伝えておく。
歌舞伎という題材を言い訳に、これでもかというほど役者の顔に寄った映像がふんだんに使われていて、色彩も相まって画面の迫力がとんでも ない。これだけで映画館で見る価値がある上、考察を抜きにして見てもお話は面白いので是非。


