
シ ンプルだが、よく構造化された現場目線の仕事術
昨年、長年経営してきた会社を数十億円で売却しました。
今は経営の第一線から少し離れ、いくつかの会社に投資をしながら、投資家として生活しています。
会社をやっていた頃は、とにかく忙しかった。
社員のこと、売上のこと、取引先のこと、採用、新規事業、資金繰り。そこに会食や出張が入り、プライベートでは旅行の予約、家族の予定、健康管理まである。
経営者なら分かると思いますが、仕事が増えてくると「忙しい」というより、頭の中に常に20個くらいタブが開いている感じになります。
寝ようとしているのに、
「あ、あの人に返信してない」
風呂に入っていると、
「来週の会議の資料どうなった?」
旅行に行っているのに、
「あの案件、ちゃんと進んでるかな」
せっかくお金を稼いでも、これでは全然自由じゃない。
私も以前は、仕事ができる人間というのは「大量の仕事を覚えて、大量に処理できる人」だと思っていました。
だから全部自分で把握しようとしていたし、ToDoリストを作っては上から順番に潰していた。
ところが数年前、ある仕事の管理方法を取り入れてから、この考え方がガラッと変わりました。
それが今回紹介する、仕事術です。
取り入れて一番変わったのは、仕事を速く処理できるようになったことではありません。
「自分の頭で管理しなくていいこと」を、自分の頭から追い出したこと。
これが大きかった。
自分がやること。
社員に任せること。
外注すること。
誰かからの返事を待つこと。
今やらなくていいこと。
そして、自分にしかできないこと。
これらをきちんと分けるようになってから、仕事の進み方が劇的に変わりました。
結果として事業も大きく伸び、その会社は昨年売却しました。
面白いのは、会社を売った今でもやめていないことです。
むしろ投資家になった今のほうが使っています。
投資案件を検討するときも使う。
人に会った後のフォローにも使う。
旅行にも使う。
レストランの予約にも使う。
欲しいものを買うときにも使う。
家族との予定にも使う。
「いつかやりたいこと」の管理にも使う。
単なる会社員向けの「仕事効率化テクニック」ではありません。
私にとっては、仕事もお金もプライベートも含めて、頭の中を散らかさないための仕組みです。
よくある「朝5時に起きましょう」「ToDoリストを作りましょう」系の仕事術とは、成り立ちからしてかなり変わっています。
作った人物も面白い。
生まれた経緯も面白い。
そして普通のToDo管理とは、考え方がかなり違います。
会社を経営している人。
仕事が増えすぎて頭の中が常に仕事でいっぱいの人。
あるいは、これからもっと大きな仕事をしたい人。
そういう人には、一度知っておいて損はないと思います。
私自身、もっと早く知っていたらよかったと思う仕事術の一つです。
どこから生まれた考え方なのか。具体的な方法とは。ここから少し話していきます。





